エッセイってあまり読まないのですが、手の届くところにあってタイトルが面白かったので読んでみた。
文章を書いて生計を立てている人なので、ブスのことを不快にならないぎりぎりのラインで面白おかしく掻き立てているのは百貫、いや圧巻だった。
確かエッセイストで、「私は100字で済む話を2000字に膨らます女」みたいなキャッチコピーを掲げてる人がいたはずだが、ブスというテーマたったひとつでこれを実現するとは凄まじい。
(たぶんこの方です https://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/senpai/senpai106/ )
持てる全ての情熱を一転集中し一点を穿つ様は、竈門炭治郎がヒノカミカグラを発動しても叶わないほどの熱量であろう。
しかし面白くはあったけども、やっぱり自虐って辛いな。
そんなに自分をブスだと卑下することないじゃんと思い、結局、「ブス」の二文字があまりに踊りすぎる様に胸焼けして辛くなってしまい、1/3くらいを残して返却してしまった。
人にはオススメしてもいいかなとは思うので、単にnot for meだっただけだと思いたい。
全部読んでないのにレビュー書いてすみません。