そう言う話をしてきました。
こういう、政治が絡むようなことって、やっぱり尻込みしちゃうので普段なかなか話すことができないでいます。
自分たちの生活のどこかしらに繋がる、もっと言うと直結もするんだから、きちんと向き合っていった方がいいのはわかってるのだけど。
なので、ジェンダーというものをまともに友人知人みたいな関係の人とゆっくり話せたのって、生涯で初めてだったかもしれません。
この日はカジュアルに話をしました。
時には脱線して全然違う話をしたりしながら。
私は、ジェンダーって、女性の生きづらさを解消することによって男性の方の生きづらさも解消する、と、そういうものだと思ってきたし、そのために自分はやっていきたいと思っていたのですが。
もしかすると女性の大半は、自分が過去に男女差で嫌な思いをしてきた、特に男性に虐げられたという経験から過去の自分を救いたくてそのような活動をしている、というような動機が多いのかもしれない。
そう言う人たちにとったら、男性は今まで恵まれてきたのだから、女性側が権利を勝ち取ってたっていいだろう、という考えに立っている人が多いようです。
つまり、フェミニズム運動の中で「男性も救いたい」なんて発言したら反発する人もいるだろう、という話を聞き。
私は今までそのことに全然思い至らなかった。
うわぁ、ごめんなさい。どうしていままでその立場の人のことを考えることができなかったんだろう。と思って落ち込みました。
確かに、フェミニズムという運動の本当の根っこは、男性中心社会の抑圧から女性を開放することが目的だったのだから。
けど、全ての男性が痴漢や強姦魔なわけではないし、男性だって”家族のために少しでも多くの金を稼いでこい”っていう呪いに押しつぶされるの嫌じゃないですか?
だから、男性だってそういう不当な押し付けから解放されていいと思うんですよ。
…とまぁ、私がフェミニズムについて話すときは、このように"女性が生きやすい社会にすることによって、男性すらも生きづらさから解放していく"という考えに立っております。
クラブに多少出入りする人間なので、ハラスメント撲滅に注力したいと考えていて、今後そういう話も少しずつしていく予定です。